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「私たちの物語」~一枚の写真に、人生を懸けるほどの魔法を込めて~
幼い頃から、頭の中に広がる空想の世界を形にすることに、心惹かれていました。 そんな私が、ある日偶然出会ったのが、一針一針、糸で絵を描く「刺繍」の世界でした。
親族が営む刺繍店での修行。それは、50歳を過ぎた私にとって、決して平坦な道ではありませんでした。 それでも私が前に進めたのは、未熟な私を信じ、応援してくれた多くの人々がいたからです。その感謝の気持ちは、今、私が作る一針一針の刺繍に込められています。
周りの支えを力に、糸が織りなす無限の表現力に魅せられるうちに、その難しさは、いつしか夢中な探求心へと変わっていました。気づけば、「もっと深く、もっと自由に表現したい」という一心で、まだ修行中の身にもかかわらず、プロ仕様の最高級コンピュータミシンと専門ソフトの導入を決意していました。
そんな日々の中、一枚の「写真」を、何万、何十万という針数の刺繍データに変換する技術に出会います。 それは、単なる画像の再現ではありません。 写真に写る人の表情、ペットの毛並み、その瞬間の空気感までも糸で表現し、思い出に「永遠」という命を吹き込む、魔法のような技術でした。
私はこの技術に全てを懸け、研究に没頭しました。 そして、機材を導入してから、わずか三ヶ月余り。私は、自分の技術でお客様の宝物を作るため、このCustomMemories.jpを立ち上げました。